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コントロール不能の気分の浮き沈み・・・それは「双極性障害」の可能性が!


 

強い抑うつ気分を伴う「うつ状態」それと正反対なのが気分が高揚する「躁(そう)状態」です。

双極という名の通り、両極端な二つの気分の浮き沈みを繰り返す病気です。


 
 

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≪気分の良くなる躁状態はそもそも悪い状態なのか?≫

 

 

 

躁状態の時と言うのは、気分が異常に高揚した状態が続きます

 

初期のころには明るく、なんでもできる気分になるのですが、ひとたび症状が悪化してしまうと金遣いが荒くなり借金を背負ってしまったり、イライラして怒りっぽくなり離婚につながるなど、社会活動や人間関係に取り返しのつかない影響を与えてしまうことがあります。

 

 

健康な人でも、嬉しいときはウキウキして楽しい気分になりおしゃべりになったり、逆に悲しい気分の時は元気が無くなり落ち込むことはありますよね?

 

 

問題なのは、そういった誰にでも起こる気分の浮き沈みの範疇を超えて、

自分ではコントロールできないほどの激しすぎる躁状態や、苦しみもがくほどのうつ状態を繰り返してしまう(=双極性障害)時なのです。

 

 

 

 

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≪躁状態の強さによって2つのタイプがあります≫

 

 

前述した通り、双極性障害は強いうつ状態と、それとは正反対の躁状態を交互に繰り返してしまう病気です。

 

 

その躁状態が強いタイプは「双極Ⅰ型障害」と呼ばれ、社会活動・人間関係に著しい悪影響を与えます。

 

 

また躁状態が比較的軽いタイプは「双極Ⅱ型障害」と呼ばれ、症状が軽いがゆえに病気との自覚に乏しくなり治療に結びつかないことが多いのです。

 

 

軽い躁の状態(=軽躁状態)の時の症状としては、あまり眠らなくても元気がよく、機嫌がよく友達との交流も活発なため、何も心配は無いように思えるでしょう。

 

 

けれども、この状態を放っておくといずれ逆のうつ状態に変わりますのでやはり治療が必要となる病気なのです。

 

 

この病気は、うつ状態では自分が病気かも・・・という自覚があるのですが、躁状態になった時に、病気が治ったかのように感じてしまうこともあります。

 

 

しかし、実際には躁の状態も周りから見ればいつものその人の行動と違うと感じ取れるほど、異常な言動が見られているのです。

 

治療には「気分安定剤」という薬を用います。

 

ジェットコースターのような気持ちの変動に、疲れ切ってしまう前に病院を受診しましょうね。

 

 

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