身近な人がうつ病になったら | 札幌うつ病.com

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もしも家族や友人、会社の同僚や部下など身近な人がうつ病を発症したら、どう対応すれば よいかわからず、きっと混乱してしまうと思います。自分の身近な人がうつ病になったとき、 どのように接し、どのように関わっていけばいいのでしょうか。

全体の様子での変化

「ふさぎ込んで、元気がない」「物忘れや言ったことを覚えていない」「今日の出来事や新聞・テレビ・雑誌など頭に入っていない」「趣味や好きなことに無関心になった、つまらなさそう」などがあります。

会話の中での変化

「ボソボソと独り言」「あまり喋らなくなった」「話が続かなく、ぼんやりしていることが多くなった」「生きがいがない、生きている意味がわからないや、人生の無意味さなどを語ったりする」と言う傾向があります。

行動面から見受けられる変化

「服装に無頓着になった」「会社や学校へ行きたがらなくなった」(極端な例は、不登校や無断欠勤などとして現れます)「食欲がない、味覚が以前と変わった」「何をするにもめんどくさそう」「家事ができない」(食事がつくれない、掃除ができない、洗濯物がたまるなど)です。

体調面からの変化

よく観察していないとわかりにくいことも多いのですが、「あまり食べなく痩せてきている」(逆に過食に走るケースもあります)「眠れない、疲れた、だるい、頭が痛い、胃が痛い、動機がひどいなどの発言が多くなった」「肩こりやめまいで苦しそう」などという症状があります。

うつ病の人の接し方

基本的な接し方として、うつ病の人に同調することが重要です。対話をして、相手の言うことに反論せず、話を聞いてあげましょう。聞いた後には、背中をさすったりなど、スキンシップを心がけます。言葉をかける時にも、「ゆっくり休んでいいよ」「一緒に治していこう」「マイペースでいいよ」といった、相手に寄り添うような言葉を遣うようにします。相手から話しかけられてきた時には、しっかりと話を聞いてあげ、適度な距離感を保ちつつ、見守っていくようにします。この時に、生活リズムが崩れないようにできるだけ規則正しい生活を送れるように、朝、カーテンを開けたり、一緒に食事を取ったりしましょう。うつ病を治すには時間がかかります。焦らず、必ず治ると信じて、病気を理解し、精神的に支えてあげましょう。身近に頼れる人がいるという安心感を与えることが、うつ病の人と接する第一歩です。

もしも家族や友人、会社の同僚や部下など身近な人がうつ病を発症したら、どう対応すれば よいかわからず、きっと混乱してしまうと思います。自分の身近な人がうつ病になったとき、 どのように接し、どのように関わっていけばいいのでしょうか。

励ましの言葉

うつ病になってしまった人には励ましの言葉はよくありません。脳内が病的になった結果、頑張りたくても頑張れなくなってしまうのが、うつ病なのです。頑張れないことに悩んでいる相手に励ましの言葉をかければ、かえって相手を追い詰めてしまう可能性があります。うつ病の人からしてみたら、励ましの言葉ほど励みにならない言葉はないのです。

頑張れ、しっかりしてね、
元気出して、たまには笑顔を見せて など

感情的な言葉

うつ病になると欲求のレベルが低下しがちです。せっかく美味しい物を作ってあげても食べてくれない、また、何をするにも億劫にるので場合によっては怠けているだけのように見えてしまうかもしれませんが本人は好きでこうなっているわけではないのです。

せっかく○○してあげたのに、いい加減にして!
いつ治るのかな、だらだら怠けているんじゃない など

わかってるふり、軽い言葉

うつになると、相手から拒絶されないか不安な気持ちもあります。相手の言葉をネガティブに受け止めやすいのも、特徴的な思考パターンです。うつを軽く見るような 発言は相手の症状に無頓着・無責任な発言になり、「自分のことをわかっていない」という気持ちにさせやすいので注意しましょう。

くよくよしないで、うつ病なんてすぐ治る
いつまで落ち込んでいるの?世の中はあなたよりもっと困っている人がいるんだよ など