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発想の転換で、少し心を軽くしてみましょう!


嫌なことや辛いことが起きて落ち込むという経験はないでしょうか?
そんな時、発想の転換をすることで、その気持ちを軽くできる場合があります。
今回は、この発想の転換についてお伝えします。





仕事で失敗した時や、そのことを叱責された時、
あるいはちょっと嫌なことを言われてしまった時、
気分が落ち込んで憂うつな気分になりますよね。

 

うつ病にかかっていたり、うつ病ではなくてもうつ気分が
強く出ていたりすると、そのことが頭から離れてくれなかったりします。

 

時には、「自分が全部悪いのだ」と思ってしまうかもしれません。

 

 

発想の転換は、その「自分が悪い」という考えが浮かんだ後に、
「本当にそうかな?」と疑ってみることから始めます。

 

 

例えば、こんなシチュエーションを想像してみてください。

 

あなたは、職場で上司から仕事を任されます。
月曜日から始めて、金曜日までに終わらせなくてはいけない、
期限のある仕事です。

 

金曜日の午前中になって、どうしても終わらないとわかり、
上司に報告をします。
上司は「もっと早く報告するべきだ」
「能力が低いから終わらせられないのだ」と、
あなたを叱責しました。

 

責任感の強いあなたは、「上司の言う通りだ」と思い、
反省し、ひどく落ち込んでしまいました。

 

 

ですが、ここで、「本当にそうかな?」と立ち止まってみましょう。

 

そして、客観的に事実と照らし合わせてみます。
・その仕事は金曜日までに終わらせられる量だったのか。
・その仕事以外の業務が加わって、時間が削られなかったか。
・仕事を監督する立場である上司は、進捗の確認をしてきたのか。
など……

 

これらは極端な例かもしれませんが、人が集まって活動している以上、
誰か一人に責任があるということはなかなか無いことだと思います。



最近言われる『発想の転換』というと、
思考をポジティブにしていくことを示します。

 

例えば、上であげた例えの場合は、こんな風に考えられれば、
ストレスが減っていくと言われているのです。
・上司は私に期待して仕事を任せてくれたのだ。
・誰でも失敗するものだから、次はこの失敗を生かして成功させよう。
・次回はもっとコミュニケーションをとって情報を共有しよう。
など……

 

 

ですが、「自分が悪い」と考えてしまう人にとって、
その考え方を切り替えることは、簡単ではないでしょう。

 

さらに、うつ病やその手前の状態にいると、認知能力が低下しています。
悪い方、悪い方へと思考が偏ってしまうのです。

 

そうなると、大きなストレスがかかり、さらに認知能力が下がり、
またストレスがかかる、という負の連鎖につながってしまいます。

 

 

まずは、客観的な事実を知って、
「自分だけが悪いのはではない」と思えるようになったら、
少し心が軽くなるのではないでしょうか。

 

自分の心の中で、『自分を責めてしまう気持ち』と折り合いを
つけることが大切なのだと思います。




 

もしも、腹を割って相談できる相手がいる場合は、
あなたが「嫌だな」「辛いな」と感じたことの一連の流れを話してみては
いかがでしょうか。
案外、あっさりと、あなたは悪くないと教えてくれるかもしれません。

 

「自分が悪い」と思いがちなことでも、客観的に見れば、
そんなことはなかったりするものです。

 

 

発想の転換は、すぐにできるようにはなりません。
最初は人に指摘してもらったりして、少しづつ繰り返し行うことで、
できるようになっていきますよ!

 

あなたの心を少し軽くするために、試してみてはいかがでしょうか。



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