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「サインを見逃さないで!!」再発の可能性が高い病気・うつ病②


うつ病の治療には個人差はあれど、ある程度の期間が必要となります。

そうしてほぼ元の状態に戻った寛解を迎えるのですが、ここで再発を招いてしまうことが珍しくありません。

別の記事でもお伝えしましたが、再発するごとにその後の再発率も比例して高くなるのです。

そのため少しでも早く予兆に気づき対処することが大切になります。


 

 

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≪再発のサイン≫

 

 

「もしかしてまた調子がおかしい・・・?」

 

再発のサインは色々あります。

 

早朝に目が覚めてしまう

疲れやすい、休んでも疲れが取れない

お腹の調子が良くない

好きなことが楽しめない

いらいらすることが多くなった

しばしば気分が落ち込むようになった

 

このように精神面・身体面どちらにもサインとして出ることがあるので注意が必要です。

 

再発の時期としては、寛解後、1年であることもあれば、10年後ということもあり、心身の変化に気を付けていかなければなりません。

 

また、こういった状態に気づいた時、家族や周囲の人から指摘された場合には再発の可能性を考え、いち早く担当医に相談し、投薬の調整や考え方の偏りの矯正を行い、再発防止へ繋げていきましょう。

 

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≪うつ病の再発防止に大切なこと≫

 

 

うつ病は再発率の高い病気であり、うつ病に罹患した人は長い期間で見ると約50%~80%もの再発すると外国の調査で判明しています。

また再発は回数が増えるごとに再発率も上がっていくことが調査で分かっています。

 

再発する要因として

①回復期の寛解時期に薬を自己判断で減らした。または止めた。

②投薬治療で寛解したものの、精神療法は重要視せず、また同じ思考パターンによって再発した。

③復職し、はじめはセーブしていた仕事量が増えるなど、以前と同じ環境に戻り再発した。

④寛解を迎え、再び生活リズムが崩れはじめて再発してしまった。

 

以上の例から、薬・思考・環境・生活リズムを整え続けることは、再発防止の観点からもとても重要です。

 

薬に関しては担当医との信頼関係、思考に関してはカウンセラーとも信頼関係が大切です。

また、環境に関しては職場の人との連携、生活リズムに関しては家族との連携もあると力になるでしょう。

 

そして一番重要なのは、自分の意志です。

 

生活リズムを整えることや思考パターンを変えることは特に、自分の「やる」という意志がなければ、スタートにも立てませんよね。

うつ病の急性期にはこのことは重荷にしかなりませんが、紆余曲折を経て、やっとたどり着いた回復期~寛解時にはやるという気持ちがあれば、きっと良い方向に向かっていけるはずです。

 

焦る気持ちがきっと出ると思います。

しかし、長年積み重ねてきた生活や思考が一朝一夕で治すのが難しいのは言うまでもありませんね。

 

一方で、これが整うことはこの先の自分にとってこの上ない財産になると思いませんか?

この先、長い人生ですからじっくりと出来るところから少しずつ周囲の人の力を借りて改めていきましょう。

 

きっと明るい未来が待っています。

 
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