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心の不調の裏に体の不調あり?!


イライラする、やる気が起きない。
それは、目には見えない体の不調が関係しているかもしれません。
今回は、うつ病の症状と体の中の不調の関係についてお伝えします。


 


うつ病の症状は色々ありますが、
特に心の症状は、周囲の人からはわかりにくいものです。

 

また、やる気が出ない、憂うつ、イライラするなど、
健康な人でも経験する症状でもあります。

 

そのため、症状が出ている本人にとっても、
うつ病の症状だとわかりにくいのです。

 

 

 

実は、そういった症状が、外から見てもわからない、
『体の内側の不調』によって引き起こされている、
ということがあるのです。

 

例えば、『糖質過多』『栄養素の不足』『腸の炎症』
などがあります。

 



 

《糖質過多》

 

現代人の食生活は、糖質が多すぎると言われています。

 

では、『糖質』が何かと言うと、代表格は甘いお菓子や
ジュースなどに含まれる栄養素です。
他に、ご飯やパン、めん、スナック菓子などにも
含まれます。

 

消化されると、ブドウ糖となって、
全身の細胞のエネルギーになります。

 

ちなみに『血糖値』とは、
この糖質が血液の中に溶け込んだ濃度のことです。

 

 

『糖質過多』になる、
つまり、糖質を摂りすぎてしまうと、
私たちの体の中で問題を引き起こします。

 

 

1つは、血糖値の急上昇と急降下です。

 

糖質を過剰に摂取することで血糖値が急上昇しますが、
その後に起こるのは、血糖値の急降下です。

 

体の機能が自動的に、上がりすぎた血糖値を
下げようとして起こります。

 

 

ところが、この時、体は急激なエネルギー不足に陥り、
眠くなったり怠くなったり、あるいはイライラを感じるのです。

 

すると、エネルギーを補給しようとして、
体は甘いものなどを求めます。
そのまま、糖質を摂取してしまうと、
また血糖値が急上昇した後、急降下……

 

こんなことを繰り返していると、
体は内側から疲労していってしまうのです。

 



 

 

もう1つの問題は、腸内環境が悪化するということです。

 

『悪玉菌』という名前を聞いたことはあるでしょうか。
これは、腸の中にいる細菌で、その一部は、
消化を助けたり害のある菌の駆除をしたりしています。

 

ところが、この悪玉菌は、
増えすぎると、腸の環境を悪化させてしまうのです。

 

 

悪玉菌の他に、『善玉菌』という細菌もいます。
「善」「悪」とついていますが、
どちらも人間の腸内には必要な細菌とされ、
バランスを保つ必要があると言われています。

 

『悪玉菌が増えすぎる』ということが問題なのです。

 

 

最後の問題は、ビタミンB群が不足してしまう
ということです。

 

糖をエネルギーに変える時に使用されるので、
使われすぎて、足りなくなってしまうのです。

 



 

《栄養素の不足》

 

心の不調に限って言えば、ミネラルやアミノ酸、
脂肪酸などが不足することで、
下記のような症状が現れることがあります。

 

・イライラする
・気分が落ち込む
・憂うつな気分になる
など……

 

各栄養素については、
『体の不調は栄養が不足していることも……』
という記事で紹介していますので、
こちらも是非ご覧ください。

 

 

《腸の炎症》

 

『糖質過多』でご紹介した症状もそうですが、
血液の中の糖を調節する機能に障害が起こっている状態を
『血糖調節障害』と言います。

 

腸で炎症が起こっていると、
必要な栄養以外も血液の中に取り込んでしまったり
血糖を調整するためのホルモンの分泌が低下してしまったり
するのです。

 

そのため、『血糖調節障害』を起こして、
眠くなる、怠くなる、イライラするといった症状が
起こってしまいます。

 

 

 

体の見えない不調を改善するためには、
栄養素を適切なバランスで摂取することが大切です。

 

「全て食べるのをやめる」など、
極端なことはしないように気をつけてくださいね。

 

そして、規則正しい食生活を心がけて、
1つしかない、あなたの体を労ってあげましょう!

 



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