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社員がうつ病に……職場では何ができるのでしょうか


10〜15人に1人がうつ病になるといわれている現代。
今回は、うつ病になってしまった社員のために、職場では何ができるのかを
お伝えします。





10〜15人に1人がうつ病になるということは、
社員が150人いれば、そのうち10人ほどがうつ病になる可能性が
あるということです。

 

最近では、20歳代や30歳代で増加しています。
うつ病は治る病気なので、
きちんと治して仕事に復帰できた人がいる一方で、
同じ会社で働き続けることが困難になる人もいるのです。

 

働き盛りの人たちが安心して働き続けられるように、
職場でのフォローが重要になります。

 

 

うつ病にかかった人への接し方としては、
以下のようなことを心がける必要があります。

 

・相手の話をじっくり聞く
・休むことへの不安を解消する
・体調を良くすることが重要だと伝える

 

 

うつ病になったと打ち明けられたら、
まずはしっかり本人の話を聞いてあげましょう。
この時、話す内容が事実と違っていたり、思い込みが混じっていたりしても、
話をさえぎったり、そのことを訂正しないようにしてください。

 

うつ病にかかると、考えがまとまらない、
思考力が歪められる、といった症状が起こります。
そのため、事実を認知する力が弱まっているのです。
ひどい時には妄想的な思考さえ現れてしまいます。

 

そこに、「それは正しくない」と言われてしまうと、
自分を否定されたと強く感じてしまうのです。

 

もっとも不安に感じているのは、うつ病になった当人です。
報告をするのも、大変な勇気を必要とするので、
しっかりと受け止めてあげてください。



そして、次には、休養をとるように勧めることが必要となります。

 

うつ病になると、さまざまな弊害が現れます。
記憶力の低下や倦怠感などのさまざまな症状があっては、
これまで通り仕事をすることは難しいでしょう。

 

なにより、うつ病にかかるということは、
活動に必要なエネルギーが不足している状態ということです。
それを取り戻すには、しっかり休養をとることが重要なのです。



 

しかし、本人はさまざまな不安から、
休養をとる必要はないと言うかもしれません。

 

その不安とは、経済的な不安、将来のことへの不安、
会社内での自分の立場に関する不安などがあるでしょう。
休んでいる間にそれを失うかと思えば、
休養をとることを恐れてしまうはずです。

 

職場では、その不安を払拭してあげる必要があります。

 

「しっかり治して、再び力になってほしい」ということを
伝えてください。

 

うつ病にかかったその人が、安心して休むことができる環境をつくる
ということが大切なのです。



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