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社員がうつ病から復帰!職場でできることは……


うつ病にかかった社員が職場に戻ってくる、それは素晴らしいことです。
一方で、彼らはさまざまなフォローを必要としています。
今回は、仕事に復帰する人のために、職場では何ができるのかをお伝えします。




うつ病から回復して、職場に社員が戻ってくるとなると、
貴重な人材がまた戦力になってくれると期待するでしょう。

 

 

しかし、当然のことながら、注意しなくてはいけないことがありますし、
彼らには手助けが必要となります。
段階を踏んで、きちんと復帰できるようにフォローできることが
理想的です。

 

うつ病は、いつ、誰がかかっても不思議ではありません。
また、うつ病にかかる人は、真面目で責任感が強い、優秀な人たちです。
そんな優秀な人材を大切にすることで、
「病気になっても復職できる」という安心感のある職場づくりが
できることでしょう。




実際に復帰するにあたり、重要なことがあります。
それは、うつ病から回復したとは言え、
「いきなり以前のように働けるわけではない」ということです。

 

うつ病にかかった人は、心身ともに疲れてしまっている状態になり、
そこから回復をしてきました。
他の病気の場合でもそうですが、以前に比べて、
体力や気力が落ちてしまっていることは事実です。
不足している部分を取り戻して行く期間が必要になります。

 

また、実際に業務を経験してみないと、
本人にとってどのくらいの負担になるのかわからないという面もあります。

 

そのため、復帰は段階的に進めていきましょう。



まずは、様子見の期間を置きます。
フルタイムでの仕事は避け、週3日や時短勤務などで、様子を見ます。

 

この期間に注意したいのが、うつ病の再発です。
何がストレスになるのか、それをどうしたら少なくしていけるのか、
見極めていく必要があります。

 

心身に悪影響が出ていないかどうかを、
本人とコミュニケーションをとりながら確認していきましょう。

 

 

うつ病はすっきり治るというものではありません。
強いストレスを感じたり、疲労が重なると、
再び症状が出て、再発することもあります。

 

復帰する人は、再発はしたくないと願い、努力しています。
そんな努力を助けるためにも、フォローをしていきましょう。



 

うつ病にかかった社員が職場に復帰することの利点は、
決して本人だけにあるわけではありません。
丁寧で熱心な仕事ができる人材が会社にいるということは、
会社の財産です。

 

そして、うつ病にかかった人へのしっかりしたフォローは、
他の社員にとっても、会社で働く上での安心材料になるのです。



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