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休むって・・・? ” うつ病における休養”

 


 

うつ病と診断されると、「しっかり休んでください」と言われます。

しかし、この休むということが実は難しいのです。

うつ病の時の休むとはどういうことなのでしょう?


 

 

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≪休めと言われて・・・≫

 

本人の気持ちとしては「明日から何をすればいいのか」「一日中寝ていられない」「長く休むつもりなんてない」

と思っており、その中で自分を責めたり、途方にくれたりしています。

 

 

本来「休む」と言えば、仕事から離れ、趣味やスポーツなど好きなことをしたり、遊んだり、寝たりすることが

思い浮かぶと思うのですが、いざ回復するために長く「休む」となると具体的に何をして、時間をつぶしたらいいか分からなくなります。

 

しかし、うつ病の人にとって「休む」という行為は、「具体的にどうすればいいか」を考えること自体しなくていいのです。

 

 

 

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≪何も考えず、心地よいことを≫

 

この場合の「休む」とは何もしなくていいのです。

ボーっとして日向ぼっこでもいいのです。

 

 

うつ病の人は過剰に自分を責めるという症状があるため、

「自分は何もできない」「何日も会社を休んでダメなやつだ」と自分を責めてしまうのも無理ないかと思います。

 

しかし、それではしっかりと休めてはいないのです。

 

 

何もできないのではなく、何もしなくて良いのです。

 

こうすることで、そこから次第に発想が変わってきて

「自分は怠けているのではない。何もしないことが仕事なんだ」と実感できるようになります。

 

 

そして、休み方が分かったなら、次は自分にとって「心地よいことをしましょう」

 

 

自分が心地良いと感じるならば、はたから見て休んでいるように見えなくても、それは本人にとって「休養」となっています。

例えば、「ボーっと室内を眺める」「絵本をただ眺めている」「朝寝坊して昼寝して、夜早く寝る」なども「休養」です。

 

 

自分にとって心地良いと思うこともメモにしておくのもいいと思います。

心地良いことをしていると、ストレスが緩和されますね。

ですからこれはうつ病が治った後の再発予防にもつながるのです。

 

つまり、うつ病の人にとって、「休む」=「何もしないこと」「心地良いことをする」ということです。

もし、自分がうつ病になり「ゆっくり休んでください」と言われたら、このことを思い浮かべてほしいと思います。

 

 

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