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子どものうつ病に気づくにはどうすればいいのでしょうか


子どものうつ病も、大人と同じで、早期発見・早期治療が重要となります。
今回は、子どものうつ病に気づくために、主な症状についてお伝えします。





人が子どもでいる時間は、あっという間です。
国際的には、18歳までとされていることが多く、
長寿大国の日本では、一生のうちのおよそ4分の1から
5分の1といったところでしょうか。

 

子どもは、そのあっという間の時間の中で、
体も心も大きく成長していきます。
大切なその時間の中では、のびのびと過ごしてもらいたいと
願う人は多いでしょう。
できることなら、うつ病になって欲しくは無いですよね。

 

けれど、さまざまな困難によって、
子どもたちの心身が疲れてしまい、
うつ病にかかってしまうことはあり得るのです。

 

子どものうつ病は、本人が「自分はうつ病だ」と気づくことが
難しいため、周囲の大人が気づいてあげることが重要になります。

 

 

 

では、子どものうつ病にはどんな症状があるのでしょうか。

 

まず、心の症状として、うつ気分があります。
憂うつな気分が長く続き、
良いことがあっても気分が晴れないのです。

 

ただ、大人と違って、うまく言葉で表現できないことがあり、
「悲しい」「さびしい」「つらい」といった表現になってしまうようです。



「イライラ」が起こることもあり、周囲からは、
怒りっぽくなったと捉えられることもあるでしょう。

 

イライラしていたかと思えば極端に甘えてくるなど、
時として正反対の態度をとることもあるのです。

 

やる気が起きない、集中力が続かないなど、
意欲の面でも良くない影響があらわれます。
そして、これまで楽しんできたことが楽しめなくなる、
ということも起こってしまうのです。




体にあらわれる症状としては、
主に睡眠と食欲に関する症状があります。

 

睡眠については、寝つきが悪くなったり、
途中で起きてしまうなど睡眠時間が減少してしまいます。
あるいは、長く眠って、
睡眠時間が長くなりすぎるということもあるようです。

 

食欲についても、食べ過ぎ、
あるいは食欲が減るといった症状があらわれます。




 

今回ご紹介した症状はあくまでも一部です。
人それぞれ、症状はさまざまで、
複数の症状が同時にあらわれることが多いでしょう。

 

その他の症状を載せておきます。
・耳鳴り
・肩こり
・動悸やめまい
・胃腸の不調
・体のだるさ
・疲れやすさ
・月経不順
など……

 

心の症状がうまく言葉にできず、
睡眠や食欲、その他の体の異常として表現されている可能性も
あると言われています。

 

ただ、いずれの症状も、
思春期によくあるものと考えられてしまいがちです。
そのため、いずれ落ち着くだろうと
見落とされてしまうことが多いのです。

 

どうか、年頃のせいだと決めつけず、注意して見守ってあげてください。



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