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うつ病かと思ったら、違う症状も……


うつ病かもしれない、またはうつ病を発症している。
それなのに、うつ病とは違う症状も現れている……
それは、もっと別の心の病気も同時に発症しているサインかもしれません。


 

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うつ病にかかった人の約4分の3が、
例えばパニック障害のような、
うつ病とは別の心の病気も同時に発症していると言われています。

 

 

うつ病を先に発症するという場合もありますし、
他の心の病気が先に発症してその後でうつ病を発症する
という場合もあります。

 

 

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ここからは、
うつ病と同時に発症しやすい心の病気についてご説明します。

 

 

《不安障害》

 

特に若い世代がうつ病と同時に発症しやすいと言われています。
不安障害の人は、強い不安が頭から離れず、
生活に支障をきたしてしまいます。

 

人前に出ることで強い不安を感じてしまう
『社交不安障害(社会不安障害)』や、
突然理由のない不安に襲われてパニック発作を起こしてしまう
『パニック障害』などがあります。

 

「不安を感じる」ということは、それだけ強いストレスに晒される、
ということなのでしょう。

 

 

《境界性パーソナリティ障害》

 

以前は境界性人格障害と呼ばれていました。

 

気分の波が激しく、感情が不安定で、
対人関係に影響を及ぼしてしまう障害です。

 

無力感に襲われたり、自殺を考えたりと、
うつ病と同じ症状も現れ、
非定型うつ病に似ている症状が多く見られます。

 

 

《摂食障害》

 

若い女性に多い、食事の摂り方に問題が発生する障害です。

 

ほとんど食べられなくなる拒食症と、
暴食を繰り返す過食症に分けられます。

 

この拒食と過食はどちらか一方だけでなく、
交互に繰り返したりもするので、
身体への影響が大きい障害です。

 

気分が不安定な場合が多いので、
うつ病も発症してしまうことがあります。

 

 

《適応障害》

 

職場や家庭などで起きた出来事や状況の変化などに耐えられず、
うまく適応できないことで、抑うつ気分や不安感が生じる障害です。

 

この障害は、軽いうつ病と違いがわかりにくいのですが、
ストレスの要因がはっきりしている、という特徴があります。

 

このストレス要因がなくなれば、回復すると言われていますが、
改善できなかった場合に、うつ病に移行してしまうことがあるのです。

 

 

たとえ他の心の病気を発症していなくても、
うつ病になると、体のさまざまな機能が弱ってしまいます。

 

十分な睡眠が取れなければ、脳の機能が落ちてしまいますし、
生活習慣の変化によって飲酒量が増えれば、肝臓に負担がかかってしまいます。

 

うつ病のサインを見逃さず、対処していきましょう!

 

 

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