うつ病から復帰後《無理をしない》自分になりましょう。
あなたは何事にも一生懸命だったから、自分がやるしかないから、とストイックにやってきたために、
体調を崩すことになったのではないでしょうか。
そう、うつ病の原因は“無理をしたこと”なんです。
そして、まずは自分が無理をしてうつ病になったことを認めましょう。
うつ病が良くなって社会復帰したのであれば、“無理をしない”ようにしましょう。
そもそもうつ病は再発する病気です。
うつ病の症状が良くなり元気になったとしても、その5年間の間にうつ病になった人の50%が再発すると言われています。
しかし、逆に言うと50%の人は再発しないのです。
うつ病の再発防止のためにできることは、先ほども言いましたが、“無理をしない”こと。
無理をしてうつ病になったのであれば、無理をしなければいいのです。
では、“無理をしない”ということはどういうことなのでしょう。
“無理をしない”とは怠けることではありません。
“自分の状態や能力を把握し、できないことはできなくていいと認めること“です。
大事なことは、自分をいたわることです。
誰しも苦手なことはあります。
苦手なことを克服しようと努力するのは素晴らしいことですが、苦手なことを克服するというのはかなりの負荷がかかります。
最初から泳げる人が200m泳ぐことと、全く泳ぐことも水に入ることさえもできない人が200m泳ぐのでは、
負荷のかかり具合が全く違います。
もしアナタが全く泳げず水にも入れない人だとしたら、200m泳ごうと思いますか?
私であれば、やめておきます。
つまり、「これはできないな」と思うことはチャレンジしなくてもいいのです。
実際にできなくてもいいのです。
もちろんできないことにチャレンジしてみてもいいのです。
ただ、大事なことは「できなくてもいい」と思うこと。
自分にプレッシャーを与えないで、自分をいたわること。
それがうつ病の再発防止に大切なことなのです。