どうしようもなく不安でいてもたってもいられない!
うつ病の人は、とても不安を抱えています。
具体的に何に不安を抱えているかの対象はなく、自分に対してや何か漠然としたものへの不安をもっています。
その不安感から、うつ病の人は情緒が不安定になりやすいのです。
もし、アナタ自身もしくは身の回りの人が下記のような症状があれば、うつ病を疑う必要があるでしょう。
・些細なことにイライラする
・無駄に動き回る
・わけもなく涙を流してしまう
・外に出られない
・突然叫びたくなる
・なんだか不安、怖い、ドキドキする
【本人の体験談】
仕事上の些細なことが気になり、イライラ。
気分がソワソワして、無駄に動き回り、仕事も片付かない。
帰宅すると、疲れ切って食欲もなく、熟睡もできず。
ある日、職場で「いいかげんにして!!」と叫んでみんな唖然とした。
「疲れているのでは?」と言われ、受診したらうつ病であった。
うつ病というと、茫然としている、反応が遅いなど動きが鈍い感じがするというイメージがありますが、
このように不安感から焦りやイライラをもつようになり、あれこれ動き回る人でもうつ病と診断される場合があります。
ちなみに、焦燥感はなく、不安感だけがある場合は、「不安障害」という病名もあります。
「不安障害」の中には人と接するのが不安な「社会不安障害」、パニック発作を引き起こす「パニック障害」などがあります。
しかし、不安障害からうつ病へ進むケースもあり、「不安障害」と「うつ病」と診断されることも多いようです。
また、不安感から情緒が不安定になり、突然気分が高ぶって叫びたくなったり、泣きわめいたりすることもあり、
それは「躁うつ病」の可能性があります。
いずれにせよ、うつ病の人はわからない「不安感」に押しつぶされそうになっています。
ですから、本人の不安を煽るようなことはしないようにしましょう。
戻る