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「サインを見逃さないで!!」再発の可能性が高い病気・うつ病


うつ病は再発率の高い病気です。

再発までの期間や頻度は人それぞれで、年に何度も再発を繰り返す人がいるほどです。

その再発のことについて見ていきましょう。


 

 

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≪うつ病の再発率≫

 

うつ病には、とにかく休養第一の「急性期」、薬物治療を中心に徐々に回復していく「回復期」、

精神療法を中心に再発を防ぐ「再発予防期」という3つの時期に分ける考え方があります。

 

うつ病の特徴として、一度治った後にまた再発することが非常に多くみられるということがあります。

 

その期間は1年以内ということもあれば、10年後という人もいて、人それぞれです。また1年の中で、何度も再発を繰り返してしまうという人もいるのです。

 

また、症状が消えたように見えて、自己判断で治療を中断してしまい再燃(症状が再び現れること)を起こすことも。

 

特に再発のリスクが高いのは、30歳以下の若年での発症歴を持つ人や、症状の重かったり長かった人、過去に3回以上再発を繰り返している人などが挙げられます。

発症または再発から1年以内は特に注意が必要な期間と言われています。

 

そのため、治療では症状がおさまってからも、しばらくは投薬を続け、注意してストレスのかかりづらい生活を送ることが必要なのです。

 

では、下のうつ病再発率のグラフをご覧ください。

 

 

うつ病再発率

 

 

 

まず、「回復の経過別うつ病再発率」のグラフによると、10か月の間にうつ病が再発する確率は40%5年間では半分の50%の人が再発したという結果になっています。

 

もう一方の「うつ病再発回数別うつ病再発率」でわかるのは、うつ病を繰り返す人ほど再発率が高くなり、うつ病を3回以上経験した人は、実に90%となっています。

 

これらのデータを見ても、うつ病は再発率が非常に高い病気というのがお分かりになるかと思います。

 

それを踏まえて、うつ病の再発を防ぐためにできることの一つとして、うつ病の初期症状のサインを見逃さないようにすることが必要になります。

 

 

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≪うつ病の初期症状のサインとは≫

 

  • 頭痛・胃痛・体のだるさなど身体的に支障が出る

 

うつ病の初期症状として、頭痛が慢性的に続いたり、倦怠感が長くつづいたりするという症状があります。

 

それは日々の緊張やストレスから自律神経が乱れ、ホルモンが正常に分泌されないことで起こるとされています。

 

 

  • 不眠・過眠などの睡眠障害が起こる

 

良く眠った感じがしないなど睡眠の質が低下し、疲れやすさや休んでも疲れがとれないといった状態が起こります。

 

 

  • 決断力・行動力・判断力・思考力が低下

 

「普段の自分ならこんなことで迷わないのに…」「あれ…なんか考えがまとまらないな」といったように、精神症状も現れてきます。

また、「昔はやっていて面白かったのに…なんだかつまらない」といったように、何事にも億劫になってしまうといった症状がでます。学術的な意見では「セロトニン」や「ドーパミン」の分泌が少ないためともされています。

 

このように、サインはいろいろありますが、自分でなにかおかしいなと感じたら、無理は禁物です。

病院にかかる、深刻化する前に早め早めに休養をするなど、対策を取りましょう。

 

 

再発防止には、精神療法を中心に進めていくのが効果的です。

 

現在は民間のカウンセラーの情報もインターネットで手軽に調べられますし、会社にも企業カウンセラー、学校には学校カウンセラーが配備されていることもありますね。

もしも身近にそういった機関があるときは、悩みが大きくなる前に相談してみると良いでしょう。

 

再発を予防し、健康な毎日を送りましょう!

 
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