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気分としての『うつ』とうつ病の違いとは……

誰でも、「嫌なことや困ったことが起きた」、あるいは「これから起こる」という時は
憂うつな気分になるでしょう。
ここでは、自分が感じている『憂うつな気分』はうつ病なのかどうか、その違いをお伝えします。

 

 

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大勢の人の前で話をしなくてはいけない時や、
仕事や学校などで失敗をしてしまった時は憂うつになりますよね。
気持ちが落ち込んで、やる気が出ない、と感じることもあるでしょう。

 

 

こういった場合の『うつ』というのは、気分のことになります。
心の状態のことを示していて、言ってしまえば生理的な現象です。

 

一方、『うつ病』の症状として感じるうつ気分は、
こういった日常生活で感じる憂うつ感の延長線上にあります。
しかし、同じものではありません。

 

 

うつ病の症状としてのうつ気分は、はるかに強く、そして長引きます。
何より、生活に支障を及ぼしてしまうのです。

 

 

日常生活のうつ気分の場合、その認識が現実からずれることはありません。
また、良いことがあったり、時間が経過したりすると、うつ気分は薄れていきます。

 

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しかし、うつ病の場合、しばしば妄想的なほど強いうつ気分に陥ります。
起こった問題を全て自分のせいだと思ってしまうなど、冷静な考え方ができなくなります。

 

これは悲観的思考と呼ばれ、健康な時なら考えないような悲観的な考えが浮かんで、
自分が全て悪いと責めてしまったり、自分を罰するべきだと考えてしまうのです。
最悪の場合は、死を選んでしまうこともあります。
また、良いことがあっても状態が改善されず、うつ気分が2週間以上長く続きます。

 

他に、思考の抑制や思考の制止といった思考障害が起こる場合もあります。
健康な時には集中してものごとを考えたり、処理できていたのに、
それが思うようにできなくなって、決断したり行動をすることが難しくなるのです。

 

 

うつ病かどうかは、数値など、はっきりとわかる形で示すことはできませんが、
生活への影響の出方で判断することができるのです。

 

例えば、
・掃除や料理などの家事が面倒で、やる気が出ない
・本や新聞を読んだり、テレビを見ても、集中できない
など

 

それ以外にも、うつ病のうつ気分の場合は、下記のような特徴もあります。
・人と接するのを嫌がる
・仕事や趣味をやりたがらない
・きっかけははっきりしていない

 

 

自分の感じている『うつ』気分が『うつ病』ではないかと疑われたら、
それは、あなたの心と体が疲労を訴えているサインです。
無理をせず、ゆっくり休息をとったり、自分に合ったストレス発散方法を探してみましょう。

 

 

ぜひ、こちらの記事もご参考ください!
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