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体の不調は栄養が不足していることも……


栄養の偏りや不足によって、うつ病の症状が現れることがあります。
今回は、体に現れる不調と栄養の関係について、お伝えします。




うつ病の症状の中には、心の症状の他に体の症状があります。

 

例えば、こんな症状です。
・倦怠感がある
・疲れやすい
・頭痛がする
・首や肩、腰が痛む
・便秘、下痢が頻繁に起こる
・眠れない、寝つきが悪い
・寝すぎる、寝ても寝たりなく感じる
・食欲が低下して体重が減る
・食欲が増加して体重が増える
など……

 

 

 

もちろん、うつ病の可能性があれば、医学的な治療や
カウンセリングによる精神的なケアが必要となるでしょう。

 

しかし、体に必要な栄養の不足、偏りを改善することによって、
この症状を緩和させられる場合もあるのです。

 

心と体は複雑に絡み合い、様々に影響し合っています。
『治療』と『食事の改善』を、平行して進めてみませんか?

 

 

 

では、うつ病の症状が現れた時、
どんな栄養を摂るのが望ましいのでしょうか。

 

うつ病に効果があると言われている栄養素には、
以下のようなものがあります。

 

・ビタミン
・ミネラル
・アミノ酸
・脂肪酸
など……

 

それぞれ解説していきます。

 



 

《ビタミン》

 

うつ病の原因の1つに、セロトニンの不足が指摘されています。
特にビタミンB群は、セロトニンやノルアドレナリン、
ドーパミンといった物質の分泌を助けてくれます。

 

ビタミンB群には種類がいくつかありますが、
それぞれ効果が違い、お互いが補助的な役割をしています。
B群全体を摂取できることが理想です。

 

ビタミンB群が含まれる食材はこちら
・肉
・魚(特にウナギなど)
・貝類
・卵
・ナッツ
・玄米
・にんにく
・納豆
など……

 



 

《ミネラル》

 

ミネラルとは、鉄や亜鉛などのことです。
不足すると、集中力の低下や疲労感、食欲不振、
免疫力の低下などの症状があらわれます。

 

鉄が含まれる食材は、こちら
・肉(特にレバー、赤身肉)
・魚介
など……

 

亜鉛が含まれる食材は、こちら
・肉(特にレバー)
・魚(特にウナギ)
・貝類(特にカキ)
・大豆食品
・ゴマ
など……

 




《アミノ酸》

 

ビタミンの項でもお伝えしたセロトニンですが、
その材料となるのがアミノ酸です。
必須アミノ酸が不足してしまうと、
気分の落ち込みなどの症状があらわれてしまいます。

 

アミノ酸を含む食品はこちら
・肉
・卵
・魚
・牛乳、乳製品
・ナッツ
・大豆食品(納豆、豆腐など)
・バナナ
など……

 



 

《脂肪酸》

 

体にいい油ということで話題のオメガ3脂肪酸は、
ストレスによる負担の回復を早める効果があります。

 

オメガ3脂肪酸が含まれるのはこちら
・青魚(サンマ、アジ、イワシなど)
・アマニ油
・えごま油
など……

 

 

 

今ご紹介した栄養素は、不足してしまうと、
うつ病のリスクを高めるとも言われています。

 

とはいえ、不足しているからといって、
過剰に食べてしまわないように気をつけてくださいね。

 

大切なのは、バランスの良い食事をとることです!

 



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