うつ病の症状で、特に体に表れるものはうつ病だと判断がつきづらいものです。

体の症状が辛いのに、検査をしても原因が見つからずお困りの方、もしかすると

うつ病の症状かもしれません。

 ≪精神面の症状だけじゃない！体にあらわれるうつ病≫

一般的にうつ病と聞くと、精神的な病だと思う方が大多数だと思います。

そのせいでうつ病にかかってもすぐにそれがうつ病だと、本人も周囲もなかなか気がつけない場合が多くあります。

それはうつ病には心だけでなく体に出る症状もあることがあまり知られていないことが一つと、

かかった人によってその症状も実に様々、かつ感じ方の違いがあることが原因です。

頭痛や下痢など体に症状が出ると、最初は違う病気だと考えられ、内科などでは原因が見つからず

症状に悩まされ続けるということが起こります。

その結果、原因に対する改善策は取られず、痛みだけを取り除く対処療法を行い自然治癒を試みるという治療になり

長く根本へのアプローチがなされないために深刻な状態になってしまうこともあるのです。

 
体にあらわれる症状にはこんなものもあります。

・食欲不振ややる気が起きないなどの症状が続き、ダイエットをしてもいないのに体重が減ってしまう。

・寝つきが悪く、やっと眠れても短い時間で目が覚めてしまい疲労がたまっていく。

・首、肩、背中が痛み、頭が重いものをかぶっているかのように重苦しい頭痛が続く。

・息を吸っても息苦しく、窒息するような感じがする

など、これだけ見ると、まさかうつ病とは思えないでしょう。

 
しかし、実は普段の生活の中で私たちは心が体と密接につながっているのを経験的に知っています。

例えばうつ病でなくても心配事があれば不安になったり、胃が痛くなったりするのは誰にでも経験があることと思います。

緊張をすれば胸がドキドキと動悸がするという経験もあるでしょう。

 
こういったように人間の心で感じたことが体に表れることは、みんな経験していることなのですね。

どうでしょうか？

うつ病は心の病とされながらも、そのことが体の症状として表れるということについてお分かりいただけましたか？

もしも、体の症状にお悩みで、病院で検査をしても異常は見つからず、

その都度痛み止めなどでやり過ごすだけの治療に疑問を持っているなら、一度、うつ病に関する治療を検討してみてはいかがでしょうか？

心療内科にかかるだけでなく、カウンセリングで自分の抱えるストレスに向き合う方法もありますよ。
 

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