“自分”らしい生活 QOL充実させることのすすめ
うつ病になったという事実は変えられません。
しかし、事実は変えられなくても生活は変えることができます。
うつ病が良くなってきたらきたで、再発の心配や経済的な心配などで気が休まらないかもしれません。
また、今後の仕事をどうしていけばいいか悩むことも多々あると思います。
しかし、それだけ考えていると暗くなるばかりです。
そのため仕事以外の時間、つまり「余暇」を充実させるということも大切です。
アナタはもっと人生を楽しんでいいのです。
これからやりたいことを想像して、考えているだけでなんだかわくわくしませんか?
例えば、下手だとしても、誰に聞かせるでなくてもピアノを自由に弾くとか。
例えば、自分の好きな音楽の流れる喫茶店に行って、好きな珈琲とスイーツを味わうとか。
家の中でおしゃれをするというのだっていいんです。
アナタがやりたいと思うことをやるだけで、生活は充実します。
また、「余暇」となると仕事以外の人間関係、とりわけ「家族」が関わってきます。
「今まで家族に辛い思いをさせた」「家族に当たってしまった」など、家族の方も我慢ならないこともあったことでしょう。
「あのときは申し訳なかった…」と思うのなら言葉に出して謝る、メールや手紙で伝えるなどをして、家族の関係の修復も行っていきましょう。
夫や妻など一番身近なパートナーには、自分を支えてくれたこと、気持ちをぶつけてしまったことを謝りましょう。
また、親に対して親孝行したいけどどうしようかということなら、「自分は元気」と伝えることがなによりの親孝行です。
最後に、子どもに対しては病気のことが分からなかったり、説明できていなかったりなどあるかもしれません。しかし、「元気になったよ」と伝えるだけでもわかってくれるでしょう。
自分にとってのQOLはなんなのかと悩む必要はありません。
自分がやりたいこと、楽しいことを追求すること。
そして、支えてくれた人に感謝すること。
こうして余暇を充実させることが生活の質の向上につながるのです。