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感情を失っていく、その前に……

うつ病は、進行するにしたがって、感情の動きが鈍くなっていきます。
やる気をなくし、なにもかもが空しく感じるようになってしまうのです。
今回は、どういった経緯でそうなってしまうのかをお伝えします。

 

 

 

うつ病になると、憂うつな気分がずっと晴れず、
良いことや楽しいことがあってもなかなか気持ちが上向きになりません。

 

心の働きである感情と意欲が阻害されてしまうのです。

 

 

初期の頃には、なにかとイライラしてしまいます。
「なにかをやらなくてはいけない」というやる気はありますが、
焦燥感が募って、イライラするのです。

 

 

じっとしていられなくて、そわそわと動き回ったりもします。
ただ、意欲が空回りして、実際にはなにもできないという状況に陥ります。

 

 

逆に、意欲を喪失することもあります。
なんの希望も面白さも感じられないので、
なにかをしようという意欲がわきません。
仕事や家事はおろか、食事や入浴など、
生活に必要な行動さえもできなくなってしまうのです。

 

 

食生活が悪化し、身だしなみも気にしなくなるので、
周囲からも様子がおかしいということがわかってきます。

 

 

一方で、「できない自分」を責めてしまいます。
なぜなら、できていないことを「やらなくてはいけない」
という思いはしっかりとあるからです。

 

 

また、悲しい気持ちを抱えてしまう場合もあります。
気分が重くて、何をしても寂しかったり悲しかったりする思いが
無くなりません。

 

 

自分のおかれた状況や自分の能力に自信が持てず、
あるいは過小評価をして、悲観的になってしまいます。

 

 

この悲しい気持ちが悪化すると、空しさにつながっていきます。
大きな感情の動きが無くなり、
喜びどころか、悲しみさえ感じられなくなっていきます。

 

 

 

プラスの感情もマイナスの感情も感じられず、
空しさや空虚感にとらわれて、やがて感情の喪失につながってしまうのです。

 

 

 

症状の多くは、午前中に悪くなり、夕方に軽くなる傾向があります。
しかし、現在では非定型うつや微笑みうつ病など、
当てはまらないケースがあることもわかってきています。

 

 

 

周囲からは下記のような変化を確認することができます。
・口数が少なくなった
・声が小さくなった
・表情がかたくなった
・視線が下がるようになった
・動作が遅くなった
・だるそうになった
・周囲に無関心になった

 

 

 

うつ病によって、ものごとの受け取り方が歪められてしまうので、
自分ひとりで対処をすることが難しい場合もあります。
親しい人や専門家に相談したり、ストレスの発散をしたりして、
感情を失ってしまう前に、対処していきましょう

 

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