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人によってさまざまな症状が出る「うつ」という病


 

人間関係や環境の変化、病気などの強いストレスと言った、さまざまな要因が重なってうつ病が発症すると考えられています。どんな症状があるのでしょう?


 
 

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≪うつ病の症状はこころと身体の両方に出てくる≫

 

 

うつ病のこころの症状としてよく現れるのが「抑うつ気分」と「意欲の低下」です。

 

気分の落ち込み、憂うつ、理由なく悲しい気持ち、希望が持てないような状態を「抑うつ気分」と言います。

 

また、今まで好きだったことや趣味に興味を持てなくなったり、

親しい人と話してもつまらないと感じたり、テレビを見ても面白くない、

じっとしていられないほどの焦燥感といった「意欲の低下」も症状の一つです。

 

仕事においても、集中力、決断力、注意力、理解力が無くなり支障をきたすことがあり、「思考力の低下」がそれに当たります。

 

 

では、なぜうつ病によって身体に症状が出るのでしょうか?

 

例えば本番前にドキドキしたり、心配するあまりお腹が痛くなったりという経験はありませんか?

 

そう。こころと身体はつながっているのです。

 

うつ病も同じで、発症することで精神的に落ち込み、その心の不調が身体にも影響していると考えられています。

 

 

身体に現れる症状は一つとは限りません。「頭痛する上に肩こり、便秘がひどい」などがそれです。

 

これらはいろいろ検査をしても原因がよく分からないということがよくあります。

 

では、次に身体に起こるさまざまな症状を見ていきましょう。

 

「睡眠の異常」眠れない、何度も目が覚めるなど

「食欲の低下・増加」食欲がない、1か月に数キロ勝手に痩せた、何を食べてもおいしくない

「疲労・倦怠感」からだが疲れる、だるい、重い

「ホルモン系の異常」月経不順、勃起障害、性欲の低下

 

その他、頭痛、頭重、肩や背中の痛み、便秘、動悸、胃痛、息苦しさ・・・実に様々ですね。

 

また、過眠、過食など逆の症状が出ることもあります。

 

 

 

≪症状は一日の中でも度合いが変化することも≫

 

 

 

一般的にうつ病の症状は朝強く出て、午後から夕方にかけて軽くなる傾向があります。

 

健康な方でも、多かれ少なかれ好不調の波はあるでしょうが、

うつ病では、平日も休日も休むことなくこのような変化に翻弄されてしまうのです。

 

しかし、人によっては夕方に向けて症状が強くなる方、変動がないという人もいて本当にさまざまなのです。

 

 

それからもう一つお伝えしたいことがあります。

 

 

うつ病になりやすい人の特徴として「真面目で几帳面な気配り屋さん」という方が多いのですが、

心配をかけまいとして周囲にはニコニコと、しかしその内面には苦しみを抱えており、

周りの人にはその心の中にある、助けを求める声なき声がとても伝わりづらいのです。

 

ぜひ、そんなうつ病のサインを欠片でも見つけたなら、その心の声に寄り添ってあげてほしいと思います。

もしその心の声を自分の内に感じたなら、ゆっくり休息をとってみてください。

 

――― 何もしない。―――その時間こそ今あなたに必要なものなのですよ。

 

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