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家族がうつ病に……どう接すればいいのでしょうか


うつ病にかかった時、家族の支えが、その人を助けます。
今回は、家族の側から見て、うつ病にかかった人にはどう接したら良いのか、
お伝えします。




大切な家族がうつ病にかかったら、誰もが動揺してしまうでしょう。
たとえ、うすうす「うつ病かもしれない」と思っていても、
実際にそうだと知って、ショックを受けるのは当然のことです。

 

けれど、一番不安なのは、うつ病にかかった本人です。
まずは落ち着いて、話をきいてあげましょう。

 

 

話を聞く時のコツは、「口を挟んだりせず、じっくり聞くこと」です。
うつ病にかかると、考えが悲観的な方向に傾きやすいので、
「それは違う」「どうしてそうなったの」などという表現に対して、
自分が責められていると感じてしまいます。

 

もしかしたら、聞いていて不快な気持ちになることも
言われるかもしれません。
しかし、これはうつ病という病気のせいです。

 

すぐそばにいるご家族の心には、
悲しい気持ちや悔しい気持ち、早く治ってほしいという焦りなど、
いろいろな感情が沸き起こるでしょう。
しかし、そういった感情をうつ病にかかった人にぶつけてしまうと、
精神的に追い詰められてしまう可能性があります。
冷静に接するように、心がけてあげてください。



さて、じっくり話が聞けたなら、
今度は休養を勧めましょう。

 

うつ病にかかっている時は、
心身のエネルギーが不足している状態です。
普段なら何気なくできていた仕事や家事に取り組むことにも
苦労していることでしょう。

 

エネルギーを回復するために、
しっかり休むことが必要になるのです。



 

いざ休養をとるとなると、
家族の負担が増えることも考慮しておきましょう。

 

うつ病にかかった人は、休養のために、
1日中何もせずに過ごすことが必要な時期もあります。

 

特に、休養を必要とする時期は、
うつ病の症状が強く出ている時期でもあるので、
見守る家族にとっても、辛いことがあるかもしれません。

 

うつ病の症状が強く出ている時というのは、
さまざまな精神の活動が阻害されている状態です。
その場合、思考力や判断力が低下し、
感情のコントロールがうまくできなくなってしまうのです。

 

人格が変わってしまったわけではないので、
回復するまでは、「ちゃんと回復するのだから大丈夫」と
ゆったり構えておけるといいでしょう。

 

 

また、「重要な決断はさせない」ということにも
留意してください。

 

認知機能が落ち、悲観的な考えに囚われている時には、
その考え以外に選べる道がないと思ってしまうのです。
「ゆっくり休んで健康になること」が最優先なのだと
伝えてあげてください。



治療の期間中は、四六時中そばにいる必要はありません。
大切なのは、「一人ではない」と実感させてあげることなのです。
精神的に孤独を感じてしまわないように、気をつけてあげてください。

 

うつ病の治療の進め方には個人差がありますし、
再発の可能性もあります。
治療に長くかかることも覚悟しなくてはいけません。

 

だからこそ、自分の心身の健康にも十分に注意してください。
特に、自分を責めたりはしないでください。
どうしたって、不安を感じたり不満を感じたりするものです。
家族同士などの相談相手に、マイナスの気持ちを吐き出す
機会を作るようにしていきましょう。

 

 

他にも注意していただきたいのが、薬や治療についての発言です。

 

たとえ不安があったとしても、それをうつ病にかかっている当人に
伝えるのは避けましょう。

 

薬や治療への不安が起こると、悲観的な思考から、
勝手にやめてしまうことがあるのです。
それが、病状を悪化させる原因になることもあります。

 

 

 

うつ病にかかると、一人でできることは限られてしまいます。
そんな時、家族の支えが何よりの薬となることもあるでしょう。

 

けれど、あなたの献身だけが全てではありません。
「自分が支えなくては」と無理をする必要はないのです。
カウンセラーや専門医など、色々な人と連携をとっていきましょう。

 

気負わず、あなた自身を大切にしつつ、
うつ病にかかった家族を支えてあげてください。



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